
古き良き時代の昭和、街にはジャズやクラシック音楽を聴きながら珈琲が飲めるオーディオ喫茶が多数存在していました。
JBLやタンノイの大型フロアスピーカーにマッキントッシュやマランツのアンプ、おおらかな気持ちでゆったりと音楽を堪能できたものです。
そんな音を懐かしみもう一度聴いてみたいと思っても、現在発売されているスピーカーやアンプでは同じ音を聴くことはできません。
やはり、その時代のスピーカーとアンプだからこその音色が存在するのです、70年代の音は70年代のオーディオ製品でしか得られないのです。
そんな貴重な音を後世に残すオーディオ製品の骨董価値は勿論当時の技術的な事項も在るのですが、やはりオーディオ製品の骨董価値はその製品でしか味わえない「音」に在ると思います。


ある日、突然のように思い出深い音をもう一度聴いてみたいと誰しも思うでしょう。
そして当時のオーディオ製品を中古オーディオショップで見つけて買ってしまいます、そして実際に聴いてみると忘れかけていた当時の事が昨日のように思い出すのです。
確実に、思い出は「音」に宿っているのです。